こんにちは、ズーです。
HSP気質から、常に人の顔色を伺って生きづらい毎日を送ってきました。
断りたいのに断れない……
仕事の依頼が増え続ける……
断って嫌われたくない……
急な仕事や無理なお願い事など、仕事をする上で「今は、手一杯だから断りたい……」と思うことは多いものです。様々な業務を引き受けることで、成長できたり、人間関係を向上させる依頼もあることは事実ですが、
誰でもできる「雑務」まで引き受けていれば、長時間労働やストレスでパフォーマンスが悪くなるだけでなく、評価も一向にあがっていきません!
特にHSPさんは、オフィスで毎日顔を合わせる仲間に嫌われたりマイナス評価をされる怖くて、仕事を抱えてしまっている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを抱えるあなたに、相手の印象を悪くしないための上手な断り方をご紹介します。
- この記事の内容
- HSPさんが断り下手な理由
- HSPこそ断り上手になれ!
- 相手を嫌な気持ちにさせずに上手に断る方法
HSPとは
- HSPの特徴
- ①情報処理が深い(Depth of Processing)
- ②過剰に刺激を受けやすい(Overstimulation)
- ③感情が豊かで共感しやすい(Emotional Reactivity and high Empathy)
- ④些細なことにも気づく(Sensitivity to subtleties)
これだけみると普通に仕事できちゃいそうですよね。ですが、HSPさんって仕事に関して悩みやすい気質満載なんです。
特に断るの下手がゆえに、仕事を抱えやすくテンパりがちに。
なぜ、断るのが下手なのか原因を詳しくみていきたいと思います。
HSPさんが断り下手な理由
①人の感情や状況に共感しやすい
相手の表情、仕草、声のトーン、言葉のニュアンスから
相手の気持ちを敏感に察知していませんか?
空気を読みすぎてしまうHSPさん。
頼み事をされたときに、困っている相手の状況に共感してしまい、断りづらくなってしまいます。
HSPさんは困っている相手を見過ごせないので、断るのが苦手です
②断っているつもりになっている
察するレベルが高いHSPさん。
曖昧な表現で断っていませんか?
たとえば、リスト作成を依頼されたときに「時間がなくて断りたい」と思ったとしても、「今は手一杯で難しそうです。」と曖昧に返答していませんか?
「難しそう」というやんわりした表現で断ろうとしていますが、これでは「無理です」「やりません」といったあなたの気持ちが、実は全く伝わっていません。相手にしてみれば、「タイミングを見計らってまたお願いしよう」という余地を感じてしまいます。
HSPさん的には断っている言葉が、伝わっていない場合があります
③リスクの見積もりが甘い
HSPさんは真面目で、正義感が強い傾向があり、「必要時間を最短時間で見積もり」がちです。そのため、自分の甘い見積もりから、「頑張ればできるだろう」と安請け合いしがちです。
HSPさんは真面目なために、見積もりにも隙がない
④人間関係が苦手
相手の意図を深読みしてしまったり、顔色や声色から相手の感情に気付きやすいHSPさんのなかには、人間関係が苦手という人も多いです。
職場で人間関係をうまく築けていないと
- 困ったときに頼れない
- 途中経過の相談ができない
- 失敗がゆるされない
など人間関係をうまく構築できていないと仕事を断ることが難しくなります。
HSPさんは、心理的安全性のある環境でないと発言しずらい
HSPさんこそ断れ!仕事を断るメリット
断る勇気を振り絞るよりも、仕事を引き受けたほうが「楽」と考える人も多いかもしれません。
しかし、自分を守るためにも仕事を断ることはとても大切です。
特に、HSPさんは「なぜ断るといいのか」を理由を聞くと、はっきりと断ることの重要性に気が付くはずです。
①特定の仕事に集中できる
大きなメリットの1つが、時間の余裕が生まれることです。自分が抱えている仕事にだけ集中できるため、仕事の品質も上がります。
HSPさんは特に、複数の仕事を同時にこなそうとするとテンパってしまいます。だからこそ、特定の仕事に集中すべきです。
複数の仕事を無難にこなすよりも、クオリティの高い仕事を1つ仕上げる方が適しています!
②専門性が高められる
誰でもできる仕事を手一杯やっていても、器用貧乏でおわってしまいます。
それよりも、自分にしかできない領域のみを特化してやることで、専門性が高められ替えのきかない人材へになれます。
そうすることで、例えば在宅勤務といったように、自分の働きやすい環境への交渉することもできるようになります。
③信頼を失うリスクが減る
仕事を請け負った場合、最後まできっちり仕事を行う責任が発生します。
そんな中、期日までに相手が期待する成果を出さなかった場合、「悪いのはあなた」です。時間に余裕がなかったのは言い訳にすぎません。
できない仕事はきっぱり断り、そのリスクを減らしましょう!
④プレッシャーやストレスが減る
特にHSPさんの場合、完璧主義な方が多いです。
ちゃんとやれてたかな?7割のできな気がする…と何度も確認しては残業になり、休みの日も心配でソワソワしてしまいます。それでは体力的にも精神的にも消耗するばかりです。
仕事を断れると、このようなプレッシャーやストレスが緩和されます。
⑤人間関係で悩まなくなる
自分を雇用するメリット(=やるべき仕事)を会社や周りにきちんと提示できさえいれば、あなたをとがめる人は一人もいません!
むしろ、仕事を断ることができる人のほうが「意志の強い人」という印象を持たれ、信頼度が増すことにもつながります。
相手を嫌な気持ちにさせずに上手に断る方法
①まずはお礼、そして謝罪
「できません」ときっぱり断る前に、感謝の気持ちを伝えましょう。
忙しいからとぞんざいな態度で接するよりも、「頼ってくれて、ありがとうございます」と一言伝えるだけで印象が180度かわります。
②理由を説明する
「今日締め切りの見積書作成があるので、今日はできません。」
といったように、なぜできないのか「理由」をきちんと伝えましょう。
③はっきり断る
断るときめたら、はっきり伝えましょう。
やれるかな、やれないかな…と迷っている時間は、相手もあなたの時間も無駄にします。断るときははっきりすっぱりです。
④代替案を提示する
「私はできないですが、●●さんは手が空きそうでしたよ。」
といったように、代替案も提示できるとさらに親切です。
番外編:雑務を依頼されない関係を築く
たとえば、経理といえば…とか、デザインといえば…といったように
この業務といえば「●●さんにお願いしよう」の地位さえ気づいてしまえば、それ以外の仕事を頼まれることが、そもそもなくなります。だからこそ、
専門性の高いスキルを一点集中で伸ばしてください!
そのためにも、自分の得意を見つけください。
まとめ:HSPさんこそ、専門性の高いスキルを身に付けよう!
専門性のあるスキルを身に付ければ、あとはこっちのものです。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント